備前焼 藤原雄 花入れ 砧形壺 人間国宝
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サイズ | 幅約130mm×奥行き約130mm×高さ約210mm |
年代 | 昭和期 |
材質 | 備前焼 |
状態 | 共箱 |
藤原雄
視力が右目は0.03、左目は全く無いというハンディの持ち主であったが、
健常者同様に進学する事に父親はこだわり続けたという。
青年時代は文学や音楽に熱中していたという。
息子は同じく陶芸家であり陶心会会長・備前陶友会理事を務める藤原和。
壺や鉢類を多く手掛け、「壺の雄」と呼ばれました。また北大路魯山人の影響を受け食器も得意でした。
1951年 明治大学 文学部 日本文学科に進学。
1955年 みすず書房に就職。しかし同年9月に父親の看病の為に休職し帰郷。
小山富士夫に備前焼を勧められ父に師事し技法を学びはじめる。
1958年 日本伝統工芸展に初入選。
1961年 日本工芸会より正会員に認定。
1965年 棟方志功と共にアメリカ・ダートマス大学の客員教授を務める。
後にメトロポリタン美術館や大英博物館にも作品が収蔵された。
1967年 日本陶磁協会賞を受賞。
1985年 紺綬褒章受章。
1988年 社団法人日本工芸会理事に就任。
1980年 県指定重要無形文化財保持者に。
1996年 親子2代に亘っての人間国宝となった。
2001年 多臓器不全のため69歳で逝去。
主要受賞歴
金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞・文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、
芸術選奨文部大臣賞、アカデミア芸術・文化大賞