角徳利 金毘羅大権現 備前焼 ミニ
サイズ | 幅約40mm×奥行き約40mm×高さ約95mm |
年代 | 江戸後期 |
材質 | 備前焼 |
状態 | |
商品番号:84商品名:古備前焼 ミニ角徳利 金毘羅大権現
価格:4,800円
在庫:在庫あり
金毘羅大権現
金毘羅権現は海上交通の守り神として信仰されてきた。特に舟乗りから信仰され、一般に大きな港を見下ろす山の上で金毘羅宮、金毘羅権現社が全国各地に建てられ、金毘羅権現は祀られていた。
江戸時代になると、天狗の面を背負った白装束の金毘羅道者(行人)が全国を巡って金毘羅信仰を普及した。また、全国各地から讃岐国象頭山松尾寺を詣でる金毘羅参りの際には、天狗の面を背負う習俗も生まれた。
塩飽水軍は金毘羅権現を深く信仰し、全国の寄港地で金毘羅信仰を広めることに貢献した。
江戸時代後期には、象頭山松尾寺金光院に詣でる金毘羅参りが盛んとなった。これに伴って四国には、丸亀街道、多度津街道、高松街道、阿波街道、伊予・土佐街道をはじめとする金毘羅街道が整備された。神仏分離以降は香川県琴平町の金刀比羅宮が全国に約600社ある金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)の総本宮となっている。縁日は毎月10日である。
金毘羅権現を祀る寺院
金毘羅権現は完全には消失しておらず、少数ではあるが廃仏毀釈を免れ、主に真言宗や曹洞宗等の寺院で祀られている。
- 象頭山金毘羅密寺(北海道札幌市) - 北海道十三仏霊場 第三番札所
- 天狗山金毘羅大本院(北海道小樽市) - 北海道十三仏霊場 第五番札所
- 紫雲山金毘羅寺(北海道登別市) - 北海道十三仏霊場 第八番札所
- 金剛山金毘羅霊院(北海道北見市)
- 光明山真言密寺(北海道江別市)
- 象頭山金毘羅寺(北海道虻田郡)
- 高尾山薬王院 金毘羅社(東京都八王子市)
- 千日山雨宝院(石川県金沢市) - 金沢三十三観音霊場 第十七番札所
- 大平山金毘羅院(鳥取県倉吉市)
- 種松山西明院(岡山県倉敷市)
- 円政寺(山口県萩市)
- 象頭山松尾寺普門院(香川県仲多度郡琴平町) - 新四国曼荼羅霊場 第十六番札所
- 箸蔵山箸蔵寺(徳島県三好市)
- 松尾山金毘羅寺(愛媛県東温市) - 伊予十三仏霊場 結願の寺